○ 表示(V) →WSJT-X〜ALL.TXTを表示(L)
※Shiftキーを押しながらこのメニューをクリックすると、次回から自動起動します。
この機能は、WSJT-XまたはJTDXのALL.TXTファイルを読み込み、その内容をリアルタイム に表示します。
QSOデータから過去に交信している局であれば新しい順に交信Band、Modeを5個まで表示します。常時、750行を表示します。
HAMLOGユーザーリスト登録局であればuserと、HAMLOG E-Mail QSL登録局であればhQSLと右端に表示します。
また、WSJT-Xによる交信結果を入力ウインドウに転送し、登録することができます。

ALL.TXTファイルとWSJTX.logファイルは、次のフォルダに存在します。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\WSJT
または
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\JTDX
【主な機能】
〇 一覧上でダブルクリックまたはEnterキーを押すと、入力ウインドウにコールサインが取り込まれてデュープチェックを実行します。
〇 表示メニューから
・選択セルの局を水色で表示 F3
現在の行位置と同じコールサインのセルをすべて水色で表示します。
コールしたい局が目立つようにすることを想定しています。
Shiftキーを押しながらクリックすると消えます。
・選択セルの局を紫色で表示 F4
同様です。
・再読み込み F5
ALL.TXTを再読み込みします。
・表示モードとリンク設定
- 表示モードの設定
Before欄に表示するモードをカンマで区切って複数指定できます。初期値がFT8,JT65です。
空欄にすると全モードを表示します。
- 選択セルの行を選択したままとする
チェックマークを入れると、スクロールしなくなります。現在の行位置を選択したままとなります。
コールしたい局がスクロールして見えなくなってしまうことを防ぐのを想定しています。
- B4表示の重複なし
例えば、7MHz FT8で3回交信していても、1個だけ表示されます。
- これ以降のレコード番号をB4表示
指定したレコード番号以上の交信について、B4表示の対象とします。
- 交信結果を入力ウインドウへ転送する
WSJT-Xで相手に73を送ったとき、WSJTX.logファイルに書き込まれた内容が入力ウインドウに転送されます。
まず、WSJT-X上のコールサインが送られて、その後はコールサインを入れてEnterキーを押したの同様の動作となります。
デュープチェックと同時に日付、時刻、His、My、周波数、モードの欄にもWSJTX.logの内容が送られます。
GL欄は、空欄であれば送られます。
日付、時刻は、入力環境設定に応じ、JSTまたはUTCで送られます。
Code、QTH、HisName、Remarks欄には何も送りませんので、事前に知り得た情報を入れておくこともできます。
HAMLOGユーザーリストが組み込んであれば、その内容が取り込まれます。
免許状Get'sが起動していれば、免許情報からQTHが取り込まれます。
WSJT-Xは、ファイルメニューから設定 → レポート → QSOをログするよう促すメッセージを出すにチェックを入れてください。
JTDXでは、Log QSOウインドウを表示するにチェックを入れてください。
- kHz未満をカットして転送/周波数は全桁転送する/周波数は転送しない
WSJT-Xが記録した周波数の、入力ウインドウへの転送方法について選択します。
- [Save]ボタン押下省略
入力ウインドウへ交信内容が転送された直後にQSOデータ登録直前のメッセージボックスが表示され、[はい]をクリックするだけで登録となります。
ただし、免許状Get'sによるQTH取得処理が間に合わない場合があるかもしれません。
チェックされていない場合は、Saveボタンをクリックする直前の状態となります。
- wsjtx.logから強制転送
wsjtx.logに記録されている交信内容の最下行(最新のQSO)を入力ウインドウに転送します。
動作確認や、Turbo HAMLOG/Winの起動を忘れてQSOしてしまった場合を想定しています。
※自局コールサインは、HAMLOGユーザーリストの登録から得ていますので、ユーザーリストに掲載していない局は認識できません。
そのため、HAMLOGユーザーリスト掲載局のみ、自局のQSOが認識できます。
※WSJT-X v2.2.2 と JTDX v2.2.0-rc154 のFT8で動作確認しています。
※JTDXのALL.TXTは、月が替わるとファイル名が変わりますので、開き直してください。
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