○ オプション(O) JT-Get's(J)表示モードとリンク設定
 Shiftキーを押しながらこのメニューをクリックすると、次回から自動起動します。
この機能は、WSJT-XまたはJTDXALL.TXTファイルを読み込み、その内容をリアルタイム に表示します。
 
【主な機能】
○ 一覧上でEnterキーを押すと、入力ウインドウにコールサインが取り込まれてデュープチェックを実行します。
 (過去の交信内容を確認するのが目的であって、今の交信結果を取り込むものではありません。)
○ 一覧上でコールしたい局をダブルクリックすると、WSJT-X・JTDXが送信を開始します。
○ 過去に交信している局であればBeforeB4)欄に過去の交信Band、Modeを表示します。
HAMLOGユーザーリスト登録局であればUser欄に userと、HAMLOG E-Mail QSL登録局であればhQSLと表示します。
  テキストデータ(V)、(W)に登録してある局であれば、User欄に VWが表示されます。
WSJT-X・JTDXによる交信結果(WSJTX.logファイルの内容)を入力ウインドウに転送し、QSOデータとして登録することができます。

〇 ファイル(F)メニュー  
ALL.TXTファイルとWSJTX.logファイルは、次のフォルダに存在します。 ファイル(F)メニューから開いてください。
WSJT-Xの場合は、初期設定でこのまま読み込みますので、この操作は必要ありません。
  C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\WSJT-X
JTDXの場合は、次のフォルダに存在します。
  C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\JTDX

ALL.TXTを月ごとに分割する(B)
  現在が2022年5月であればALL.TXTは5月分だけとなり、前月分までは ALL2203.txt ALL2204.txt のように分割されます。

表示(V) メニューから   
wsjtx.logから強制転送(W)
wsjtx.logに記録されている交信内容の最下行(最新のQSO)を入力ウインドウに転送します。
動作確認や、Turbo HAMLOG/Winの起動を忘れてQSOしてしまった場合を想定しています。
F12キーでWSJT-Xによる最後の交信データを入力ウインドウに転送します。サブメニューにより最新の5回までの交信データを入力ウインドウに転送することができます。
このF12キーは、環境設定のキー割当QSOデータの登録のキーと連動します。
特定局を選択−1 F3
現在の行位置と同じコールサインの行のUTC、dB/DT/Freqセルを水色で表示します。
コールしたい局が目立つようにすることを想定しています。Shiftキーを押しながらクリックすると色が消えます。
特定局を選択−2 F4
同様です。紫色で表示します。
再読み込み(R)   F5
ALL.TXTを再読み込みします。
表示モードとリンク設定(L) F6
Message検索(F)  Ctrl+F
Message欄の部分文字列やワイルドカードで検索します。
↑検索ボタンをクリック、またはEnterキーを押すたびに上方向へ検索します。
↓検索ボタンをクリック、またはShift+Enterを押すたびに下方向へ検索します。
この検索機能を表示している間は、ALL.TXTの読込みを停止しています。

グリッド・ロケーター計算(G)
グーグルマップ上の緯度経度からグリッド・ロケーターを計算して表示します。
地図上で右クリックするとメニューが出ます。
ここを選択してください。

続いて、JT-Get's上のグリッド・ロケーター計算(G)をクリックします。

FT8で移動運用する場合を想定しています。

CQのみ(C)  
CQを出している局のみの表示となります。(Message欄が緑色の表示)
もう一度クリックすると、元に戻ります。

/Pのみ(P)  
コールサインに/Pや/7を付けた、移動運用の局のみの表示となります。
もう一度クリックすると、元に戻ります。

Band(N)  
クリックするたびにBefore欄の表示が次のように3段階で切り替わります。
  現在運用中のバンドは、WSJT-XではALL.TXTの最下行で判断しています。JTDXではALL.TXTの最後の方で判断しています。
Freq(Q)  
クリックすると、現在選択している行のdB/DT/FreqのFreqと一致する局のみの表示となります。同一周波数の局だけの表示です。
±5Hzの範囲を持たせてあります。もう一度クリックすると元に戻ります。
移動地のJCC/JCGコードだけを送出する局がいますので、それがどの局なのか知ることを想定しています。
自局コールサインは、HAMLOGユーザーリストの登録から得ていますので、ユーザーリストに掲載していない局は認識できません。
 そのため、HAMLOGユーザーリスト掲載局のみ自局のQSOが認識され、赤く表示されます。
環境設定などのダイアログボックス表示中は、ALL.TXTの読込み処理を中断しています。
 データの表示&修正ウインドウがアクティブなときも、ALL.TXTの読込み処理を中断しています。
WSJT-X v2.6.1JTDX v2.2.159FT8で動作確認しています。
JTDX202xxx_ALL.TXTは、月が替わるとファイル名が変わりますが、本機能では自動的に新しい月名のファイルを開きます。
 例えば、月末までJTDXを使用していた場合、UTCであるため翌月1日午前9時以降にHAMLOGを起動すると、新しいALL.TXTを開きます。
 WSJT-Xのメニューから保存Split ALL.TXT monthlyの設定にした場合は、202x-xx-ALL.TXTという月別のファイル名となります。
 この場合でも、JTDX同様に自動的に新しい月名のファイルを開きます。
HAMLOGCOMポートWSJT-XJTDXCOMポートとバッティングすると起動時にエラーが出ます。
 この場合、WSJT-XJTDX を先に起動してHAMLOGのCOMポートエラーを無視して使うのが簡単便利です。
 つまり、WSJT-XJTDXを先に起動させ、HAMLOGでは周波数やモードを取り込めない状態にさせます。

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