リグと接続 (※ICOMの場合)
ケンウッド、ヤエス及びJRC製のトランシーバーで、シリアルポートからリグから周波数とモードを取得する。
1 はじめに
最近のリグは、RS-232Cケーブルでパソコンと接続することにより、ソフトウエアで運用周波数やモード、VFO/メモリー状態をコントロールできるようになってきました。
Turbo HAMLOG/Winでは、周波数と運用モードのリアルタイムな取得と、周波数の設定などを行います。
最近のパソコンは、シリアルポートが付いていませんので、USBシリアル変換ケーブルを購入してください。
リグとパソコンの接続方法については、下記の回路図及びリグのマニュアルを参照してください。
ちなみに、作者はケンウッド、ヤエス及びJRCのリグは所有しておりませんので、お答えできません。

2 Turbo HAMLOG/Winの設定(その1) 環境設定 => 設定5

以上、設定が完了したら、Turbo HAMLOG/Winを再起動してください。

3 Turbo HAMLOG/Winの設定(その2) 入力ウインドウで右クリック => リグ接続設定

4 どんなことができるか
5 ケンウッド機での注意事項
Turbo HAMLOG/Winの起動時、及び入力ウインドウバッファクリア時に、 AI1;コマンドを送信して連続してリグから情報が送られるように設定しています。
このとき、VFO-A,Bどちらを使用しているかの情報も取得してますので、リグがVFOではなくメモリーチャンネルを使用している場合は、周波数の設定はできません。
リグ接続設定拡張機能にチェックを入れておくと、 AI2;コマンドを送信します。これは、TS-2000等、最近のリグで有効です。
VFOの切り替えはTX; RX;コマンドを使っていますので、比較的新しいリグでなければVFO切替は機能しません。

6 JRC機での注意事項
ケンウッド機同様、Turbo HAMLOG/Winの起動時、及び入力ウインドウバッファクリア時に、 I1 CR コマンドを送信して連続してリグから情報が送られるように設定しています。
リグとパソコンを RS-232Cクロスケーブル で接続します。
VFOの切り替えコマンドは機能しません。

7 ヤエス機での注意事項
アイコム、ケンウッド、JRCのリグでは、周波数やモード表示に変更があったときにデータを送ってきますが、ヤエスのリグではコマンドを送らないとデータを取得できません。
そのため、Turbo HAMLOG/Winではタイマーコマンドで指定した秒(0.1秒単位で設定)ごとにコマンドを送って、ヤエス機から情報を得ることとしています。
従って、入力ウインドウに周波数等をメモしておいても、入力ウインドウがアクティブになったとたんにリグの表示周波数に書き変わってしまうことがあります。
また、ヤエス製のリグは、機種ごとにパソコン制御の仕様が異なるので、現在のところ以下のリグに対応しています。
(参考:ケンウッドのリグとパソコンを接続する簡易インターフェース Tnx JA2BQX)
TS-950, TS-850, TS-790, TS-690, TS-450 で使用可能の模様。ただし、TS-870, TS-570など、インターフェースを使わず直接RS-232Cケーブルで接続できる機種もあるようです。

その他、(有)テクニカルシャック社の DIF-232tも安価で良さそうです。

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