QSLカード印刷  QRコードの印刷 QSLの定義  各項目  QSL未着コール順一覧
#QRcode命令により、QSLカードにQRコードを印刷することができます。
QRコード印刷には、付属の外部プログラム ThwQRCode.DLLファイルがHAMLOGのフォルダにある必要があります。

QRコードリーダーについて
 USB接続のQRコードリーダーが 3,000円程度で購入できます。USB端子に差し込むだけです。
  • はじめに、QRコードリーダーをパソコンに接続したら、Windows付属のメモ帳などを立ち上げてアクティブに(最前面に表示)し、右図赤枠のQRコードを読み込んでテストしてみてください。
  • QRコードリーダーは、キーボードのような動作をしますので、QRコードに記録されている内容がメモ帳などに書き込まれます。
  • 右図赤枠のQRコードを読み込んで、メモ帳に !!JG1MOU_230205_1532_10.136_FT8_JI1ILB が表示されたらOKです。
  • 正しく読めない場合は、QRコードリーダーが英語キーボードの設定になっているかもしれません。
    QRコードリーダーのマニュアルに日本語キーボードの設定に変更する方法が記載されているはずです。
  • また、作者のQRコードリーダーは、キーボードのNumLockがONでないとうまく読めませんでした。
    そのためHAMLOGが強制的にNumLockをONにする機能をQSL未着コール順一覧に設けました。
    おそらくNumLockがONの状態で使用するのが一般的と思いますので、NumLockオンにレ点を入れてください。
TeraというUSB接続の二次元コードリーダーです。↑
届いたQSLカードにQRコードがある場合QSL受領チェックが容易になります。
QSL未着コール順一覧を表示させ、アクティブな状態(最前面に表示)にします。QSLカード受領チェックの状態です。
届いたQSLカードに右図のような#QRCode命令によるQRコードが印刷してある場合、QRコードリーダーを使って該当するQSOを表示させることができます。
このQRコードには、hQSL形式で交信情報が記載されていますので、QRコード内に書き込まれているコールサイン・年月日・時刻・バンドで照合して該当する交信の修正ウインドウを表示します。
交信時刻がUTCだった場合は、JSTに変換してQRコードに記録されている時刻と照合します。
交信時刻の誤差は、前後15分まで許容します。

照合NGだった場合は、QSL未着コール順一覧による手入力のQSL受領チェックとなり、コールサイン(サフィックス検索の場合はサフィックス)が近い局が選択されます。

QRコードリーダーを使ったQSL受領チェックの手順
QSL未着コール順一覧を表示させ、アクティブな状態(最前面に表示)にしておく。
・QRコードリーダーでQSLカード上の赤い枠のあるQRコードを読み込む。
・該当する交信の修正ウインドウを表示されたら、Insertキーを押して受領済みとする。この繰り返し。

カメラアプリを使ったQSL受領チェックの手順(Windows11付属のカメラアプリで動作確認済み)
・カメラにQRコードを読み込ませる。
・カメラアプリ下部に読み込んだ文字列が表示されるので、クリックしてコピー。
QSL未着コール順一覧をアクティブな状態(最前面に表示)にする。
F4キーを押してクリップボードから照合。(F4キーは、メニューのQRコードから貼り付け照合のショートカットキー)
・該当する交信の修正ウインドウを表示されたら、Insertキーを押して受領済みとする。この繰り返し。

QRコードを印刷するための QSL定義ファイル命令文について
#QRCode   紙QSLカード照合用のQRコード印刷命令です。
自局コール、交信年月日、時刻、バンド、モード、相手局コールをQRコードにして印刷します。次のいずれかの構文で指定します。
  #QRCode x1, y1, Width, 0, "自局コールサイン"
  #QRCode x1, y1, 0, Height, "自局コールサイン"
HAMLOGユーザーリスト登録局であれば、自局コールサインを省略することができます。
  #QRCode x1, y1, 0, Height
!!JG1MOU_230205_1532_10.136_FT8_JI1ILB ←こんな文字が記録されています→
QRコードのまわりに赤い枠があります。
記録されている交信情報の先頭には!!がありますが、これを交信照合用のQRコードデータの目印としています。


 x1
左からの印字位置を0.1ミリ単位で指定します。
 y1
上からの印字位置を0.1ミリ単位で指定します。
 Width
QRコードの幅を0.1ミリ単位で指定します。
 Height
QRコードの高さを0.1ミリ単位で指定します。
 自局コールサイン(省略可能)
コールサインは、ダブルクォーテーションマークで括って下さい。
コールサインの文字列には、!マークから始まる各項目用変数が使用できます。

以下の例では、左から1ミリ、上から48ミリの位置を左上端として、QRコードを幅30ミリの大きさで印刷します。
例2のようにコールサインを省略すると、HAMLOGユーザーリスト登録時のコールサインが記録されます。
 【例1】#QRCode 10, 480, 300, 0, "JG1MOU"
 【例2】#QRCode 10, 480, 300, 0
 【例3】#Mov $$C = "JG1MOU"
     #QRCode 10, 480, 300, 0, "!$$C"
QRコードには、次のようにhQSLファイル名形式で交信内容が記録されます。交信時刻がUTCだった場合は、JSTに変換され記録します。
届いたQSLは、QSL未着コール一覧でQRコードリーダーを使って照合させることができます。
 !!JG1MOU_230904_0921_7.041_FT8_JA1QRZ
 !!自局_年月日_時刻_バンド_モード_送り先

#QRCodeS   URLなど、照合用以外のQRコード印刷命令です。
任意の文字列をQRコードにして印刷します。概要は#QRCodeと同様です。
 【例】#QRCodeS 10,1100,0,300,"https://hamlog.sakura.ne.jp/"
https://hamlog.sakura.ne.jp/mou/index.html →
QRコードのまわりに赤い枠はありません。
6個目のパラメータを付けると、QRコード周囲の余白を調整することができます。
  #QRCodeS 10,1100,0,300,"http://www.hamlog.com/","0"
QRコードの余白は4セル以上の余白が必要とのことですが、本ソフトでは見栄えをよくするため2セルを初期値としています。
推奨値4セルの半分の余白としています。1セルとはQRコードの小さい点です。
余白を切り詰めると、コード部分をうまく認識できず読み取れない場合があるそうですので、あらかじめ確認してください。
次のように6個目のパラメータを付けて、余白を調整することができます。
"0" ・・・ 余白は4セル(QRコードの仕様どおり)
"1" ・・・ 余白は3セル(1セル削除して表示)
"2" ・・・ 余白は2セル(2セル削除して表示。本ソフトの初期値)
"3" ・・・ 余白は1セル(3セル削除して表示)
"4" ・・・ 余白無し

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