○ QSL印刷定義ファイルによるADIF出力
QSLの定義 条件命令 各項目 QSL印刷抑制機能
#Adif命令や#AdifJ命令をQSL印刷定義ファイルの上の方に記述することにより、QSLカードの印刷情報をADIFファイルに出力します。
付属の定義ファイルを参考にしてください。
#Adifや#AdifJを指定した場合、#Print以外の印刷系の命令や印刷イメージは機能しません。
また、連続印刷にチェックを入れなければ機能しません。フォントの指定もできません。
#AdifJ命令では、JARL会員データ(JARL.mDAT)によるQSL印刷抑制機能を用い、JARL非会員などと交信したADIFデータは出力しません。
これは、MMQSLなどでQSLカード印刷することを想定しています。
#Adif命令では、次のようにADIFファイルをフルパスで指定することができます(以下、#AdifJ命令も同様。)。
【例】 #Adif="C:\Hamlog\Adif.adi"
以下の例1の様にフォルダ指定が無い場合は、HAMLOG本体と同じフォルダにAdifOut.adiという名前で出力されます。
【定義の例1】
#Adif ; HAMLOG本体と同じフォルダに出力
#Jst2Utc ; 交信時刻がJSTの場合はUTCに変換して出力
#Print 0,0,"<CALL:!Af>!cp<QSO_DATE:!Af>!DY!DM!DD<TIME_ON:!Af>!TH!TM<RST_SENT:!Af>!HR<RST_RCVD:!Af>!MR"
#Print 0,0,"<EOR>"
【上記定義の出力結果の例】
<CALL:8>JG1MOU/1<QSO_DATE:8>20181208<TIME_ON:4>0816<RST_SENT:2>59<RST_RCVD:2>59
<EOR>
!Af は、!Afの右側にある>と<に挟まれた文字列の長さに置き換わります。
<CALL:!Af>!cp → <CALL:6>JG1MOU
<CALL:!Af>!cp → <CALL:10>JG1MOU/JD1
その他、QSL印刷定義の変数や条件命令が使えます。
【定義の例2】
#Adif="D:\!nW.adi" ; 2019-04-13.adiといった形式のファイル名
#Jst2Utc ; 交信時刻がJSTの場合はUTCに変換して出力
#Print 0,0,"<CALL:!Af>!cp<QSO_DATE:!Af>!DY!DM!DD<TIME_ON:!Af>!TH!TM<RST_SENT:!Af>!HR<RST_RCVD:!Af>!MR"
#Print 0,0,"<FREQ:!Af>!FR<MODE:!Af>!MD<BAND:!Af>!Bt<BAND_RX:!Af>!Br<QSL_SENT:1>Y<GRIDSQUARE:!Af>!GL"
#Print 0,0,"<EOR>"
【上記定義の出力結果の例】
<CALL:6>JG1MOU<QSO_DATE:8>20190128<TIME_ON:4>1810<RST_SENT:2>59<RST_RCVD:2>59
<FREQ:1>7<MODE:3>SSB<BAND:3>40m<QSL_SENT:1>Y<GRIDSQUARE:4>PM96
<EOR>
※漢字など全角文字や半角カタカナを除いて出力したい場合の例。
? Kanji! "!Co" ; コメント欄に漢字などが無かった
#Print 0,0, "<QSLMSG:!Af>!Co"
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