○ コールサイン → DXエンティティ(CTY.DAT)
DX局のエンティティは、CTY.DATに基づき自動的にQTH欄に入力されます。
CTY.DATは、HAMLOGと一緒にインストールされます。HAMLOG本体(HAMLOGW.EXE)とは別のフォルダに移動しないでください。
HAMLOGでは Big CTYを同梱しています。これは、WSJT-Xに同梱されているものと同じです。
Amateur Radio Country Files から最新のCTY.DATをダウンロードすることができます。
エンティティ確定までのプログラム的な流れは次のとおりです。(CTY.DAT Formatを参考)
- コールサインのプリフィックスが、環境設定2の国内プリフィックスに該当しない場合はDX局と判断(DXにチェックマークが付く)
- CTY.DATに記載されている =Callsign からCountry Nameを取り出し、QTH欄に入れる。
- =Callsign に一致するものが無かった場合は、プリフィックスからCountry Nameを取り出し、QTH欄に入れる。
- =Callsign に一致するものが無かった場合で、Callsign/Preのように/がある場合は、・・・
PreがCTY.DATの Primary DXCC Prefixに一致する場合は、Country Nameを取り出しQTH欄に入れる。
- PreがCTY.DATの Primary DXCC Prefixに一致しなかった場合は、PreからCountry Nameを探してQTH欄に入れる。
PreからCountry Nameが取り出せなかった場合は、CallsignのプリフィックスからCountry Nameを探してQTH欄に入れる。
- CTY.DATから Primary DXCC Prefixを取り出し、これをもとにHAMLOG.mstファイルからDXコードを得る。
- CTY.DATに記載されている緯度経度をもとに、方位と距離を表示。
- CTY.DATからCountry Nameが取り出せなかった場合は、その旨を表示する。
※手動で入力するときは、入力ウインドウでF4キーを押すなどしてコード入力画面を表示させ、プリフィックスを入力します。
※CTY.DATの Primary DXCC Prefixで検索しますので、例えばUnited States
の場合はWではなくKです。
※KG4の場合、KG4xx がGuantanamo Bayで、KG4x や KG4xxx はUnited States なので例外的にCTY.DATを読み込んでいます。
※QTH欄はコールサイン又はプリフィックスで自動的に書き換わります。
例えば、VK(Australia)のコールサインを入れて、VU(India)との間違いに気がつきプリフィックスに書き換えると、QTH欄も書き換わります。
※CTY.DATに存在しないプリフィックスを入れるとCodeとQTH欄は空欄になり、その旨が表示されます。
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